和歌山県緑化センター
日 時 平成25年7月10日(水)
場 所 岩出市
蓮華(れんげ) 蓮または睡蓮の花のこと。淤泥華とも呼ばれ、泥の中にありながらその華葉が泥に染まらないところから仏や仏性の清浄性の喩えとされる。仏典には仏・菩薩が蓮華をその座(蓮華座)とする。
親鸞聖人は『正信偈』に
一切善悪の凡夫人、
如来の弘誓願(ぐぜいがん)を聞信すれば、
仏、広大勝解(こうだいしょうげ)のひととのたまへり。
この人を分陀利華(ふんだりけ)と名づく。
【意訳】
すべての善人も悪人も、
如来の本願を聞いて信ずるならば、
仏たちは「すぐれた法の体得者」とほめたたえ、
「泥の中に咲く白蓮華(びゃくれんげ)」と称賛してくださる。
泥沼の中に咲く美しい白蓮華にたとえて
「この人を分陀利華(ふんだりけ)と名づく」…白蓮華(びゃくれんげ)のこと。蓮華は高原の陸地には生じないで、泥沼の中に生じます。